Skip to main content

PICC 留置の実例

PICC 留置の実例

イタリアの病院で長期的ニーズを持つ患者にとってPICCがなぜそれほど人気があるのか。その理解には、従来の静脈内療法に比べてPICCが示す価値、つまり、優れた国民医療制度を持っていながら困難な経済状況に直面している国における価値を理解することが重要です。

「従来の静脈内(IV)療法を15日間行う場合、一人の患者に使用される注射針は、IV 留置針や血液サンプル用の針を含めて約20本です。」と語るのはローマの大学医療センターFondazione Policlinico Tor Vergata (PTV)の看護コーディネーター、ファビオ・コンティさんです。「同じ患者にPICC を留置することで、一つのデバイス、一回の挿入で同じ治療のニーズが満たされます。」皮膚への刺し傷が少ないため、針の挿入に由来する合併症の可能性も減ります。

世界の多くの国においては、PICCは医師が留置しなければいけません。PTVでは、2003年から看護師が PICCの留置を行う訓練を受けており、2008年には看護師が配属された常勤のPICCチームが設置されました。患者のケアを担当するチームは、PICCが適応かどうかを決める際に、PICCチームと連携し、患者の末梢静脈の評価を行います。適応と判断されるとすぐに、看護師は超音波ガイド下で穿刺針の挿入操作を行います。 

近年、PTV の PICC プログラムは、イタリアのラチオ地域にある他の病院のモデルになっています。「昨年、私たちは BARDと提携して PICC プログラムを開始しようとしている地元の10病院に対してトレーニングを行いました。」とコンティさんは話します。「BARDは私たちの病院と大学にとって主要なパートナーの一つです。」