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PADの治療

PADの治療は、以下を含む様々な要素を考慮して決定します。5

  • 病気の重症度

  • 病気の部位

  • 他の診断結果(糖尿病など)

  • 全般的な健康状態

PAD治療の主な目標は、適切な血流を回復させて、病気が進行している場合は四肢欠損を回避することです。今日、医師は様々な治療法を選択することができます。皆様の主治医が、どの治療法がベストなのかを決定してくれるでしょう。4
 


PADと診断されたときは、どうしたらよいでしょう?

PADは生涯に渡る病気であることを覚えておいてください。つまり、手足に対するケアは一生終わらないということです。PADは完治しませんので、どう管理するかが重要になります。基本的には、よい生活習慣を送り、医師の助言に従い、処方された薬を服用し、手足を健康に保つことです。これにより、手足の状態をさらに向上させ、さらに病気が進行するリスクを軽減することができます。3

生活習慣の改善

医師から、生活習慣を改善するよう勧められる場合があります。健康的な食事、定期的な運動、計画的な減量といったものです。より健康的な生活習慣を送ることは、どの段階のPADにも有益です4

足のケア

PADの診断を受けたのであれば(特に糖尿病を患っている場合)、足に問題が生じる割合が高くなります。PADも糖尿病も、足への血流が減少する傾向があるため、小さな切り傷、傷、水膨れであっても治るまでに長い時間がかかります。皮膚の乾燥やひび割れなどから、バクテリアが入り込み炎症を生じさせる場合があります。足を清潔に保ち、毎日靴下を交換してください。足に傷や炎症がないか毎日確認し、傷や炎症の兆候がある場合には必ず医師の診断を受けてください。3

運動を増やす

心肺機能を高める運動は、PADを防ぐうえで非常に重要な生活習慣です。筋力トレーニングは筋肉を強化する運動ですが、心肺機能を高める運動は心臓や血管を強化する運動です。毎日早歩きをするだけでも効果があります。

どんな運動が最も適しているかを主治医や医療従事者に尋ねてください。3

食事を改善する

健康的な食事により、プラークの蓄積を防ぎ、血圧やコレステロール値3を下げることができるため、PADのリスクを軽減することができます。2

体重をコントロールする

適切な体重を維持することは、コレステロール値を下げてPADを予防するのに役立ちます。3

禁煙

喫煙はPADの危険因子の第1位で、PADが発症する確率は25倍にもなります。3

(上記の推奨事項は、健康的な生活習慣と関連するものです。食事、運動、体重の管理に関しては、必ず主治医に相談してください。)3

非侵襲的および侵襲的治療

薬の服用

PADの原因によって、主治医から薬が処方される場合があります。薬の中には、コレステロール値や血圧を下げたり、糖尿病を管理したりする薬や、禁煙を支援する薬などが含まれる場合があります。1主治医が血栓の発生について懸念している場合には、「抗血小板薬」や「抗凝血剤」が処方される場合もあります。5

低侵襲血管内治療

動脈が狭くなったり、塞がったりしている場合、低侵襲血管内治療を勧められる場合があります。この治療では、皮膚に開けた小さな穴から血管に到達し、血管を広げる特殊な器具を使って血流を保つようにします。4

狭くなった血管を広げる最も一般的な治療法は、血管形成術用バルーンを使ったものです。狭くなった血管内でバルーンを膨らませ、プラークを血管壁に対して押しつけて血流を回復させます。

主治医がステントの留置を選ぶ場合もあります。ステントとは、処置後も体内に留置させる金属でできた網目の小さなチューブです。ステントは、サポートシステムのような役割をし、動脈壁の構造をまねて血管を広げます。

いずれかの血管が完全に塞がっている場合、医師は特殊なCTO(慢性完全閉塞病変)用機器を使い、塞がった(閉塞した)血管を広げます。この機器は、動脈内の閉塞をなくし、血流を回復するために用いる他の医療機器のための通り道を作る役割を果たします。4

 

血管バイパス手術

血管バイパスは、狭くなった、または塞がった動脈を治療するための選択肢です。この処置は、動脈の閉塞をバイパスすることで病変の周囲に血流を回復させます。

塞がった動脈周辺を外科的切開し、人工血管(または患者の静脈の一部)を閉塞部位の上下に取り付けて、血流の経路を変更します。この治療法により、動脈の病変部位を血液が迂回、またはバイパスするようになります。1

別の治療法

PADの治療に選択可能な別の治療法もあります。主治医が症例に最も適した治療法を選択してくれるでしょう。上記に挙げた治療法はいずれも、限界、リスク、予測される合併症がありますので、主治医と相談し、最も適した治療法が何かを理解するようにしてください。1


参考文献

  1. http://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/peripheral-artery-disease/diagnosis-treatment/treatment/txc-20167509
  2. Let’s learn about vascular disease - Risk Factors.http://loveyourlimbs.com/pad-cli/ より引用
  3. Let’s learn about vascular disease - Risk Factors-https://loveyourlimbs.com/stay-healthy/
  4. PAD:What can I expect?(2013).http://loveyourlimbs.com/what-to-expect/ より引用
  5. Mohler, Emile R., and Alan T. Hirsch.100 Questions & Answers about Peripheral Artery Disease (PAD).Sudbury, MA:Jones and Bartlett, 2010.Print.